どうも、タワシです。
タワシはホラー全般が好きです。
映画、本、心霊スポット、それらしいものなら何でもOK。
ゾンビ系やアクションホラーなんかも好物です。宇宙人とか未確認生物みたいなのね。
そんなタワシが「貞子 vs 伽椰子」を見ました。
日本ホラー界が誇る2大スターの激突、これは上映当時から気になっていた作品でした。
どちらの作品も映画シリーズはチェック済み。
呪怨は文庫と映画のDVDも買っています。結構前の作品なのであまり覚えてませんが(笑)
リングは原作が進むにつれてSFっぽい話に飛躍していくのでしたっけ。貞子がめちゃすごくなるとか。タワシは読んでないのです。
そんなことは置いておいて、大体のあらすじをネタバレありで見ていきます。。
目次
貞子 vs 伽椰子 大まかなあらすじスタート!(ネタバレあり)
貞子vs伽椰子
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早速観たいあなた、ここから見えるよ(´・ω・`)
まずどうやって主人公たちが呪いに関わっていくかのシーンから
貞子ルートではふとした事で倉橋有里と上野夏美が呪いのビデオを入手するのですが、有里が興味津々でそれを再生してしまうのが発端。
そして肝心のシーンを有里は見ておらず、友人の夏美が一人で見て呪いに掛かるというね…。ヒドイ。
その呪いの解くため大学の教授に助けを求めていきます。
もう一方の伽椰子ルートの高木鈴花ですが、こちらはどうも呼ばれやすい体質らしいです。
タロットしてた友人からの警告に、見かけた少年たちが行方不明になったりと、危険なサインはあったのに引き込まれちゃうんですよね。
場面は適度に切り替わって進んでいきますが、貞子ルートのほうが若干長いかな。
伽椰子ルートの場合は家に入ったらほぼ終了ですから尺が余りますよね。貞子のほうがビデオ見て二日後にやられるまでの葛藤やら何やらがあるため時間稼ぎにはちょうどいい。(時間稼ぎ言うな!)
ある程度の舞台が整う中盤まではホラーな感じがありました。
実際、俊雄が少年たちを次々に襲うところは緊張しました。出るってわかりきってるけどドキドキしてしまう…。
そして貞子ルートですが、教授の知り合いの霊媒師に除霊を頼む場面。
教授と霊媒師、この二人は良い味出していて好感が持てますね。
その二人がここで退場してしまうとは(´;ω;`)ウッ…
「これは失敗だっ!!」
「貞子を見せろおぉぉ!!」
霊媒師さんは兎も角、教授はもう少し生きてると思ったんだけどなぁ。猶予までまだ1日あったのに。何だよ、あの変形した顔は。
この映画貞子 vs 伽椰子のキーパーソン常盤経蔵氏と珠緒の登場!
除霊に失敗し夏美を助けるため有里が呪いのビデオを見たのですが、そこへ登場するのがこの映画のキーマン、常盤経蔵と珠緒です。
降車する際にハンバーガーの包み持ってる時点で予感はしたんです。こいつぁやべー匂いがプンプンするぜ!
そして有里と出会い会話しているところで決定打となりました。これはギャグ属性の人だー。
もうね、致命的なほど経蔵と珠緒がホラー向きじゃないのです。
数々の修羅場を潜り抜けてきてるはずなのに、そういうものが一切感じられません。
あまりのハズレっぷりに和んだという意味では成功と思いますが、狙いが高度すぎてわからん…。
その後も夏美の口から出てくる貞子の髪が大人しくボロい袋に収まっていくのとかシュールすぎてね。
謎の印を結ぶ経蔵でタワシのHP/SPがごりごりと削られていくのがわかります。ぐあああ恥ずかしいのだああ。
そして経蔵の除霊方法が明かされるわけですが
「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ」
絶対やばいやつじゃん。
この考えと一緒の珠緒も相当です。伊達に助手をやっていない。
軽くてチャラそうな雰囲気なのに、有里の皮肉った冗談が通じない当たりメンドくさいキャラですよね。そこは笑うところだろって。
それでいて根は優しいみたいな感じも出してるし、キャラ設定も高度すぎてわからん…。
正直この時点で今までの雰囲気ぶち壊し。
貞子と伽椰子も気になりますが、経蔵コンビが喋るたびにそっちに気を取られて集中出来ません。
なんやかんやあって夏美がここで退場。
耐えられなくなった夏美が自殺を図ろうとして最後は貞子にやられました。すごい顔のまま口から髪が出てるー。
経蔵コンビは呪いの家へ挨拶しに行き(俊雄に投石のプレゼント)、裏庭に井戸を発見し利用する算段をつける。
何故ここに深い井戸がとか考えてはいけません。
そして鈴花と経蔵が初対面。
家に近づくなと警告はしますが、それに従うようじゃ話は進まない。
その日の夜、鈴花が自室の窓から顔を覗かせると、呪いの家の一室に行方不明の少年Aを見かけて突撃しちゃうのです。
それはそれでいいのですが、それを助けに来たご両親が餌食になるのが悲しかったですね。完全な巻き添え。
この後、有里と鈴花がご対面、貞子の呪いを受けた有里が呪いの家に入り、伽椰子の呪いを受けた鈴花が呪いの家でビデオを見るということに。
おお~これでようやく舞台が整ったわけですか。
この作品は約100分なわけですが、ここまで来るのに80分掛かっている事実。
残り20分でどこまで描写できるのだろうか不安…。
バケモン(貞子)にバケモン(伽椰子)をぶつけた結果
呪いの家に入りビデオを再生するまで更に5分。時間大丈夫か!?
ゆっくりな貞子と伽椰子、キャーキャー叫ぶヒロインたち、そして待ちに待った87分、日本ホラー界の二大巨頭がここで相見えたーー!
いきなりの肉弾戦(;^ω^)
伽椰子が貞子の頭を抱え床に引きずり倒し画面からフェードアウト!と思いきや、再び画面に現れた伽椰子には貞子の髪が絡みついているー!!
呪いでの戦いは見た目が地味になりがちだけど、だからってこれはないでしょう。
せっかくのバケモノ対決なのに笑いが止まらないでいると
「どっちも消えねぇ、外に出てこい、失敗だ!!」
この局面での経蔵ギャグ炸裂、最高かよ。
自信満々だった今までが嘘のように焦りが見えています。
第一ラウンドは貞子に軍配が上がったと思えば割りとすぐに復活する伽椰子。しぶとさはピカイチですね。
助けに入った経蔵がビデオを伽椰子に投げて第二ラウンドが始まったので3人はその隙に外へ。
作戦は失敗、脱出の際に経蔵は負傷。
最終手段で有里が自らを犠牲にして井戸へ飛ぶ込むことに。それでバケモノ共々封印を施すとのこと。妥当ですな。
井戸に立つ有里、それを狙って両端からにじり寄る貞子と伽椰子。
まさかここでも肉体言語で語りあうつもりなのかーって両者飛び掛かったー!!
カッ!!
なんじゃこりゃw 思わず草を生やしてしまいます。ほんとまじで。
ぶつかった衝撃で変なドロドロが辺りに飛び散ってるし。
既の所で有里は井戸の底へ、そしてドロドロを受け止めた経蔵は真っ二つに。
全てを笑いに変える男が逝ってしまいました。
悲しみに暮れる間もなく、合体した貞子と伽椰子はタコのような姿に。そしてそのまま有里のいる井戸の底へ降下。
ここで有里の流す涙の意味は…。色々考えられますね。
鈴花は気が動転してますが珠緒は流石です。井戸に蓋を被せるよう指示。
そして出てくるうっすい蓋。ペラッペラじゃねーかw こんなので封印できるわけないだろ!
こんなものを用意し、死してなお全力で笑いを取りにくる男、それが経蔵。合掌。
案の定、何の効果もなく吹き飛ぶ薄い蓋。
混ざり合いより強力な呪いへと進化したバケモノが登場し迫ってきます。
叫ぶしかない鈴花と珠緒の後ろでは俊雄が!? 生きとったんかワレ!!
ここで終わりなのですが、恐らくこの後は世界へ蔓延していくのでしょうね。
ああなってしまうと誰も手出し出来ないんだろうなぁ。
映画「貞子VS伽椰子」を鑑賞した感想
序盤の貞子好きすぎる教授、そして中盤から終盤への経蔵を中心とした怒涛の展開にホラー慣れしているタワシも笑いが止まりませんでした。
キャッチコピーの1つである「日本ホラーの歴史を破壊する、”最恐のラスト”!」に恥じない出来だと思います。
ここまで吹っ切れていると清々しいです。
おどろおどろしいものを期待すると肩透かしをくらいますが、ギャグとしては完成度の高い作品でしょう。
両作品を知っていれば尚更楽しめると思います。
まだの方はご覧になっては如何でしょうか。
う~ん、なんだか「貞子3D」も気になってきました。
当時CMはよく流れていたのですが、「貞子vs伽椰子」に似た何かを感じてこれも見てないのです。
CMという短い映像から漂ってくる駄s(
機会があったらこれも見てみようと思います。
それにしても呪いのビデオの映像は何故今までの「リング」シリーズのものを使わないんでしょうね?
井戸を見上げる視点、鏡の前で髪をとく女、新聞の蠢く文字、這う人々など、あれの不気味さと言ったらないのに。
今見ても背筋がゾクソクします。
それと呪いの猶予期間が2日ってのも最初あれ?って思いました。
リングでは7日間だったような気がするのですが、時代と共に進化してたってことですかね。
(おわり)
貞子vs伽椰子
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貞子vs伽椰子を観てみたいあなたはここからどーぞ(‘ω’)
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