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女帝花舞全巻読み終えた!あらすじ&感想!
女帝花舞、全巻読み終えました。
最後の最後は思ったよりあっさり?な感じで。
これまで、彼氏が殺されたり親友が自殺したり、杉野総理大臣が嵌められそうになったり色々あったけれど、最後は母娘力を合わせて解決しました。
もちろん、芸妓仲間の豆千代ちゃんやナオト、そして康平も頑張ったけれど、やっぱり銀座と祇園の女帝の力はスゴイね。
では最後の方の感想を書いていきまーす。
あらすじ有り。
ニール・マッケンジーに違和感覚える明日香の母彩香(銀座の女帝)
武士の次に明日香が好きになった相手はアメリカ人のニール・マッケンジー。
親切で勉強熱心な好青年な上に、日本語が堪能なニール。
明日香を助けてくれた縁で知り合い、お互い惹かれ合うようになりました。
金融関係の仕事をしているというニールでしたが、実は杉野総理大臣を失脚させるためにアメリカから送り込まれた刺客。
ニールの怪しさ(?)にいち早く気付いたのは明日香の母、彩香でした。
ニールとは一度も会ったことがなく、娘の明日香から話を聞かされただけだったのに鋭いよね、さすが女帝。
そして、ニールが勤めているという金融関係の会社はペーパーカンパニーだということまで掴む彩香。
泣いて彩香に頼る杉野梨奈
高校生の頃からとんでもない嫌なヤツだった北条梨奈。
念願の杉野の妻になってからもその性格は直ってませんでした。
息子が長年のライバル、彩香の娘と恋愛していると早とちりし、明日香にヤクザやスケコマシを送り込んで潰そうとしていた鬼のような女。
でも、明日香に送り込んだスケコマシに嵌められて、彩香とナオトに助けられたことをきっかけに落ち着いたんですよね。
今回は金策に失敗し、総理大臣である夫に大迷惑がかかるかもしれない・・・というところだったわけですが、泣いて彩香に頼みます。
あの梨奈が泣いて助けを求めるようになるとはねえ。
まあ、落ち着いて良かった。
明日香と康平が豆千代の救出に向かう
明日香から聞いたニールの話と、突然かかってきた杉野からの電話で、亀田とアメリカが組んで杉野を陥れようとしていることに気付いた彩香。
亀田に近づいて亀田の発言を録音し、メディアに持って行った豆千代の命が危ないかもしれないことを明日香に連絡します。
明日香は、大急ぎで康平と共に豆千代の救出に向かうわけですが、その道中康平の男らしさにちょっぴり惹かれます。
そして、必死で豆千代を助けようとする康平にちょっとした嫉妬心を持っていることに気付いた明日香でした。
ニールと恋人関係だったはずなのに、何気に気が多い明日香
豆千代の救出は困難を極めたものの、康平と明日香の活躍により無事成功。
ナオトの組と五条烏丸会にも協力してもらい、一件落着。
ニールの正体を知ってしまった明日香
豆千代の救出はできたものの、問題解決はここから。
彩香は、亀田がガードナー大使が京都で密会するという情報を掴んでいました。
そして明日香は、彩香から、恋人ニールの正体について聞かされます。
実は米国政府国務次官補で、杉野抹殺計画で送り込まれた刺客だと・・・。
最初は動揺していた明日香でしたが、これまでニールの言動に不自然さを感じたことがあると思い出し、個人的感情を封印して日本を優先することにします。
一旦好きになると目隠し馬状態になる女子って多いと思うんだけど、明日香は意外なほど冷製でした。
そして密会当日、明日香は豆千代と共に現場に乗り込みます。
さらにはナオトと彩香もその場に出向き、亀田やアメリカのガードナー大使、そしてニールの前で陰謀の証拠固めはすべて出来ていると話します。
明日香たちはこちら側の条件を飲むのであれば今回のことは公表しないと交渉し、見事事態収拾したのでした。
ニールは正体を隠していたことを謝りますが、明日香はニールの顔をひっぱたき「もう顔も見たくない!」と怒りを露わにします。
そしてニールとはお別れ。
ニール、個人的には嫌いじゃなかったけど、ああいう目的で来日した人なら縁がなかったんだわな。
仕方ないわな。
最終話!女帝明日香が選んだ道は・・・結婚?誰と?
母彩香とともに日本の未来を救った明日香は燃え尽き症候群のようになっていました。
そんなある日、とあることがきっかけになり、明日香は自分の人生を見つめ直すことにします。
そして、明日香が出した結論は・・・・・
なんと「芸妓を辞めて康平と結婚する」という道でした!
明日香は、母である彩香に連絡し、「結婚を機に2人で店を持つことにしたから京都に来てほしい」と話します。
子供ができた時に面倒を見てほしいから、と。
クラブ彩香で働いているリエにも、京都に来て体が動くうちは手伝ってほしいと提案。
丁度、店をやめようかと話していたところだった彩香とリエはありがたくその話を受けることにします。
というわけで、明日香は芸妓を引退し、家族と一緒に過ごすことを選択したのでした。
生涯仕事人間かと思っていた彩香を巻き込み、家族での生活を選択するとは、なかなかいい感じですよね。
女帝花舞を全巻読んだ感想!
女帝明日香が選んだ康平という男
私、最初は康平が嫌いでした。
父子して女をなめてるし、嫌なヤツやなーって思ってました。
まさか京都までついてくるとは思ってなかったので、京都に来た時は「鬱陶しいなあ」とまで思ってたのですが、どんどんいい方に変わって来ましたよね。
明日香のことを何度も救ってるし。
ただ、武士と両想いの明日香に「初めての相手」として選ばれてたのはちょっと可哀想だったなー。
気の毒というか。
しかも明日香ってば、武士が出て来てからは武士一筋だったし、その後はニール・マッケンジーだし。
(明日香が夢中になってたスケコマシもいたな)
色々あったけれど、最終的には選ばれてよかったね、康平。
女帝花舞のラスト!明日香が最終的に家族を選んで良かった
1巻の辺り読んだらわかりますが、明日香は最初かなり荒れてました。
お嬢様学校の中で浮いてたのもあるけれど、かなり挑発的な態度をとってたし、タバコも吸ってたし、言葉遣いも悪かった。
それは家を空けがちな女帝の母、彩香への反抗心からだったわけですが、ずいぶん経ってから和解し、最終的には皆で一緒に暮らすことを選んだところに明日香の成長が見られました。
最初の頃なんて彩香に「あんたのことは絶対に許さない」なんて言ってたもんね
でも家族の良さを明日香に伝えたのがあの問題のオッサンだったという・・・。
結構嫌な男性でしたが、最後の最後に道しるべをしてくれました。
あの言葉がなかったら明日香はどうしてたんだろう・・・。
女帝花舞は元気を貰える漫画
女帝花舞、気が付けば最終回まで読んでました。
最後はあんな感じであっさりというか、ひっそりな雰囲気で終わるとは思ってませんでしたが、良い作品だったな~。
私は女帝になれるような器はないですけど、行動力って大事やなーと思いながら読みました。
私も大事なことのために力を発揮できる人間になりたい。
そして家族を大事にしたい。
舞妓さん、芸妓さんのことも勉強できるし、また読み返したくなる漫画でした。
ここでは省きましたが、最後豆千代を助けに行った時の明日香の行動力は本当にすごかったので読んでない方はぜひ読んでみてください。