やほーー。
カモ子です。
クリスマスの数日前に2,3日ほどかけて観た映画が「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」。
これ、随分前にYahoo!知恵袋だかに投稿されてものすごく話題になりましたよね。
まさか映画化されているとはしらなかったので驚きました。
(Netflixでたまたま見つけた)
あの投稿内容は面白かったけれど、あれをどうやって映画のストーリーにしたのか気になったので見てみることに。
早速多少ネタバレありのあらすじから書いていきます(*´∀`*)
目次
「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」ネタバレあらすじ!
ある日のこと。
サラリーマンのじゅんが家に帰ると、妻のちえが血を流して倒れていた!
驚き、慌てふためくじゅん。
本気で心配したじゅんだったが、実は妻は死んだふりをしていただけだった。
血のようにみせていた赤い液体はケチャップだった。
それからというもの、毎日毎日、じゅんが帰宅するたびに死んだふりをして待つようになった妻のちえ。
なぜ死んだふりをしているのか理由を明かすことなく、ただ毎日死んだふりを続けるちえに困惑が隠せない。
なぜそんなことをするのか聞いてもきちんとした返事はなく、ますますちえの本心がわからないじゅん。
ある日じゅんは会社の後輩佐野にそのことを話す。
そのうちに佐野からお互いの夫婦4人で食事をしないかと提案されて、4人で会う。
その食事で仲良くなったちえと佐野の妻由美子は、時々二人で会うようになる。
一方、夫のじゅんは未だにちえの死んだふりに頭を抱えていた。
なぜなのか問い詰めてみたり、一緒にノッてみたり、働くことを提案してみたり、花束とケーキを持ち帰り喜ばせようとしたり。
しかし苦労の甲斐なくちえの死んだふりは続き、じゅんは頭を抱えるばかりだった。
そんなある日、2人で行きたい場所の話をしていた最中、ちえの父が倒れたという連絡が入る。
慌てて父が運ばれた病院に向かうちえとじゅん。
父の前では一生懸命気丈に振る舞っていたちえだったが、病室を出ると泣いてしまう。
その後じゅんは、ちえの父からちえの幼少期の話を聞くことになる。
ちえは幼い頃に母を亡くしている。
仕事をしながら男で一つで幼い女の子を育てなきゃいけなかった父は大変な苦労をする。
ある日仕事が終わりくたくたになりながら家に帰ってくるとちえがいなくなっていた。
慌てて探す父。
するとちえは父を驚かせようと隠れて待っていたのだった。
ちえの姿を見て笑顔になる父、それを見てちえははじけるような笑顔を見せたのだった。
疲れて帰ってきた自分をどうにかして元気づけようとして始まった「かくれんぼ」のいきさつを聞き、合点がいったじゅん。
さらに、ちえの実家で、ちえが学生の頃使っていた教科書を見つけたじゅん。
何気なくパラパラめくっていてハッとした表情を浮かべる。
そこには「夏目漱石は『I LOVE YOU』を「月が綺麗ですね」と訳した」という一文が載っていた。
これまでちえはじゅんに向かって「月が綺麗ですね」と言うことが何度もあった。
が、突然ちえが何を言っているのだかさっぱりわからなかったじゅん。
全てがつながった瞬間だった。
ちえの父が倒れる前、二人で行きたい場所を聞かれた時はっきりとした回答をしなかったじゅん。
しかし、ようやく「一緒に行きたい場所がある」とちえに伝える。
じゅんが選んだ場所とは・・・?
映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」を観た感想
レビュー見てると低評価も結構多かったこの映画でしたが、私個人としては楽しめました。
あの知恵袋の投稿からどうやって話を膨らませていくのか興味があって観た映画だったのですが、
うまくまとまっていたと思います。
主演が榮倉奈々ちゃんと安田顕さんだったのが良かったです。
もちろん野々すみ花さんと大谷亮平さんもいい感じでした。
俳優陣が豪華だったし、それぞれの演技も良かったですよね。
ただの面白い映画かと思いながら見始めたものの、人生について考えるシーンが多かったし、あらためて今この瞬間瞬間を大事に生きていきなければと思わせてくれる作品だったと思います。
他にもいくつか思ったことを書いてみようと思います。
死んだふりのバラエティが豊かで次は何かと楽しみになってくる映画
この奥さんの「死んだふり」がバラエティ豊かすぎますw
なんであんなに次から次へと思いつくの?
しかもどんどん手が込んでいく様子が・・・笑
夫は意味がわからず不安を感じていたようだけれど、私が男でこんな奥さんいたら毎日の帰宅が楽しみになりそう!!
(とはいえ、目的がわからないままあれがずーーーーっと続いたらさすがに心配になるかもしれませんが)
ちなみに私が好きだったのはエイリアンに誘拐されて死んでるやつでした 笑
「月が綺麗ですね」をスルーしすぎ
『夏目漱石全集・122作品⇒1冊』
夏目さんもびっくり!
レビュー見てると多くの人が突っ込んでますけど、奥さんがせっかくロマンチックに「月がきれいですね」と言っているのに、意味が分からず何度もスルーしてしまう夫。
いやーーーちょっと鈍すぎやしないかね?
最初は「なんだこの子は」と思ってしまうかもしれないけれど、そのうち気付きそうなものなのに。
とはいえ、あんなに鈍い旦那さんを持っているんだから、奥さんももっとストレートに気持ちを表現してもいいのかな、とも思います。
文学とか全然知らない旦那さんだったらどうなってたんだろう・・・とか余計なことをちょっと考えてしまうので。
妻が死んだふりを続けていた理由
レビューを読んでいると「結局なぜ妻が死んだふりを続けていたかわからなかった」という感想が多くありました。
確かに映画でははっきりとした理由については触れられていません。
でも、この「死んだふり」は表現こそ違うものの、幼少期にお父さんにしていた「隠れて待っている」というのと共通していますよね。
なぜ「死んだふり」なのかは謎ですが、
仕事から帰ってきたじゅんさんに驚いてほしくてやっていたことだということは明らか。
個性的だけど、面白いと思います。
映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」まとめ
ただのお笑い要素満載の娯楽映画だと思って見ると「こういう話だったのか」とその意外性に驚くと思います。
命って大切だな、人生って儚いんだな、1秒1秒大切に生きなきゃいけないんだな、と思い出させてくれる映画です。
たまたまですが節目である12月に見えて良かったです。
人生楽しむぞ!!!!!