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【ケモノヅメ9話】アニメネタバレあらすじと感想|食人鬼由香の悲劇と大葉久太郎

2020年9月14日

目次

湯浅政明アニメ「ケモノヅメ」9話(甘い夢)ネタバレあらすじ


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由香と俊彦の前に現れた謎の老夫婦

岳人に教えてもらった道に逃げると、だだっ広い場所に出た俊彦と由香。
歩きながら、俊彦は由香に、利江と浮気したことをチクチク責められています。

その時、後ろからワゴン車がやってきました。

人の姿が全くない、日本とは思えないような場所でこちらに向かってやってくる車に警戒する俊彦でしたが、中に乗っていたのは老夫婦でした。

車に乗せてもらった二人。
親切なお婆さんは車の中だと言うのにティーカップとソーサーで紅茶を出してくれます。その上カステラまで。

俊彦は警戒しますが、由香は全く警戒心を見せることなく紅茶をゴクゴク、カステラをパクパク。
 

お婆さんは俊彦と由香のことを見て「30歳ぐらい」と年齢を当てます。
しかし驚いたことにお婆さんは目がほとんど見えないのだとか。
お爺さん曰く、お婆さんは目が見えなくなってからますます勘が良くなったのだとか。

 

その時、後ろからサイレンを鳴らしながらパトカーがやってきます。
思わず毛布の中に隠れる俊彦と由香。

警官は「近くで山火事があって、別荘に若いよそ者が入り込んでいたからそいつらなんだろうけど、焼死体も見つかってるらしい」と言い、荷台を確認させてほしいと言います。
 

お婆さんはニコニコしながら「何もないですよ」と言いますが後ろのドアを開ける警官。

警官が俊彦と由香が潜り込んでいる毛布に手をかけようとした時おじいさんが「毛布に猫がおしっこしております」と言ってくれたことで窮地を脱することができた俊彦と由香。

 

再び走り出した車の中で、おじいさんは足を怪我して仕事を辞めてから車で旅をしながら生活しているという話をしてくれました。

そしてお爺さんは「マチダモチオ」と言う名前だと自己紹介。
俊彦と由香も自己紹介します。

 

 

老夫婦との楽しい時間と薬売りの薬

塩湖の上で車を止め、ランチタイム。
お婆さんがバーベキューコンロでキノコを焼いてくれます。

4人で食事をしていると、お婆さんが「ご夫婦なのね?」と聞いてきました。
俊彦が「ええ」と答えると嬉しそうな由香。

さらにお婆さんは由香の赤ちゃんのことまで当てます。
俊彦が「彼女の中に俺の子がいます」と言うと、由香はとても幸せそうな表情を浮かべたのでした。

 

食事も終わり、また移動が始まります。

車の中で由香はさっきの俊彦の発言に関し、お礼を言います。
由香が「生まれてくる子供は人間じゃないのかもしれないのよ」と言いますが「だったとしても俺たちの可愛い子供だ」という俊彦の言葉に由香は目を潤ませるのでした。

 

 
何もない道をひたすら走るとやがて日が傾いてきました。
今夜はここで夕飯だとお爺さんは言います。

今回の夕飯は由香が担当。
手慣れた様子でフライパンを返しながら、調理をします。
出来上がったのは由香特製のあんかけチャーハン。

俊彦が「なかなかうまいな!」というとお爺さんは「なかなかどころかかなりのものだよ」と褒めます。
お婆さんも「料理上手なお嫁さんで良かったわね」とニコニコ。

 

食後、タバコを吸い始めたお爺さんを注意するお婆さん。

お婆さんは、最近びっくりするような薬があるらしい、と話し始めます。
足の不自由な人が急に歩けるようになったり目の見えない人が見えるようになったり、寝た切りだった人が起き上がったりするのだとか。

お婆さんはつい先ほど通りかかった薬売りの人がその薬を安く売ってくれたと嬉しそうに話します。
お爺さんはもう試したと言い、もう車いすが要らなくなるかも、と笑います。

 

 

一馬との思い出・岳人との思い出

翌日一行は海に辿り着きます。
お爺さんは「この下は海のようだから行ってきたらどうだ?俺たちはここで休んでいるから。」と言います。

俊彦と由香は海まで降りて行って、岩の上に座ります。
そしてお爺さんとお婆さんのことを「幸せそうだね」と話す二人。

 

俊彦は、子供の頃は自分もよくチャーハンを作ったと言います。
女手がなかったため俊彦が日曜の朝食係だったらしいが、うまくいかずよく焦がしたのだとか。
由香は、フライパンに煙が立つぐらいによく焼いてからすると逆にくっつきにくいとアドバイスします。

俊彦は少し寂しそうな表情になり、一馬とよく一緒に料理を作ったという思い出を話します。
いつかきっと元に戻れると信じる俊彦。

 
由香はそんな話を聞いて、岳人のことを思い出していました。
2人は小さい頃からずっと近くにいたのです。
子供の頃から何かあると相談していた相手とのことですが、大人になってからあれこれ命令されるようになり、それが嫌だったのだとか。

 

俊彦は由香に「オーキューという場所に行ってみよう」と提案します。
オーキューとは食人鬼を人間にしてくれるところ。

まずは由香のふるさとに行って手がかりを掴もうという約束をして、来た道を戻る二人。
 

 

突然現れた2体の食人鬼の正体

元来た道を戻っていると、車のあった方から何者かの唸り声が聞こえました。

俊彦と由香が急いで戻ってみると、そこで2体の食人鬼が戦っていました。
お爺さんとお婆さんの姿は見当たりません。

 
俊彦は車に戻り、剣を取り出しました。
由香はやめてと叫びますが、俊彦は食人鬼の一人を切りつけます。

するとその食人鬼(A)が俊彦に向かって来ました。

1人になった食人鬼(B)は必然的に由香に向かいます。
逃げようとした由香の背中に鋭い爪でひと掻きし、由香は倒れ込みます。

その瞬間、由香は恐ろしい食人鬼に変身。

 

一方俊彦は食人鬼(A)と戦っていました。
刀で鬼の両腕を切り落とします。

その瞬間いつものトラウマからお腹を下し俊彦が動けなくなると、なんとその食人鬼はみるみるうちに体が縮み、あのお爺さんになりました。
食人鬼(A)はお爺さんだったのです。

 

それを見た俊彦は、恐らくあのお婆さんだと思われる食人鬼(B)と戦っている由香に「殺してはいけない」と叫びます。
が、もちろん通じません。
理性をなくした由香はお婆さん食人鬼が倒れた後もなお、攻撃を続け、体を食いちぎり食べ始めました。

俊彦は成す術がありませんでした。

 

 

絶望する由香の前に現れたのは悪人大葉久太郎

人間の姿に戻った由香は雨が降りしきる中、泣いていました。
そして「お婆さんを美味しいと思った」と明かします。

由香は苦しみ、「私はやっぱり食人鬼なのよ、あなたとやっていけるはずがない!」と言うと泣きながら走り去ってしまいます。
追いかけたい俊彦ですが、まだ腹痛が治っておらず、走れません。
ふと見ると地面には由香の指輪が残されていました。

 
ボロボロになった由香は山林に入って行っていました。
「岳人・・・」と呟きながらフラフラ歩いていると、茂みの中から物音がしました。

由香が振り向くとそこには大葉久太郎がいました。

「お久しぶりですなあ、お嬢さん」大葉は不気味な笑顔を浮かべていたのでした。

 

(アニメ「ケモノヅメ」9話おわり)

 
前回アニメ「ケモノヅメ」8話のネタバレあらすじと感想はこちら↓↓

 

 

アニメ「ケモノヅメ」9話の感想

 

お婆さんに薬売り付けてた男は大葉の手下か

調理のため車を止めて準備をしてる時、謎の男がお婆さんに近づいて何やら売りつけてたんだよね。
大体こんな人気(ひとけ)のないところになぜ現れるんだよ!怪しすぎる。

大葉関係だったら嫌だな~でもきっと大葉が絡んでるんやろなーーって思ってたら案の定。

視力失った人が見えるようになるとか、歩けない人が歩けるようになるとか、そういう人の弱みに付け込んだビジネスする人って最悪。
大葉めーー!!!
 

 

大葉の作った薬で親切な老夫婦が鬼になってしまう

お爺さんが俊彦と由香を海に行かせたシーンで「ヤバイ・・・俊彦たちが海遊びしてる間にお爺さんたちが食人鬼になってしまう!!」と思っていたらやはり。

しかし、俊彦はその可能性を考えることなくお爺さん鬼の腕を斬り落としてしまうんだよね。
由香に至ってはお婆さん鬼の体をムシャムシャ食べてたし・・・汗
ショックだっただろうなあ。

こんな恐ろしい薬を作って親切な老夫婦に売りつける大葉めーーとは一体何事?大葉めーー!
 

 

由香の前に現れた大葉久太郎が不気味すぎる

自分の恐ろしさに絶望し、俊彦の元を走り去った由香の前に現れた大葉久太郎。
「お久しぶりっこ」なんて言ってたけど彼らは面識あるの?

大葉さん、なんか人相も悪いし相当の悪人のようですね。
俊彦でも岳人でもいいから早く由香を助けに来て―。

 

次回ケモノヅメ10話ネタバレあらすじと感想はこちら↓↓

 

 

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