ハタチすぎの女子に強く勧められた漫画、「君に届け」。
「すっごく良いから絶対読んでみて」と勧められてから約2年。
ようやく重い腰を上げ(?)読んでみました。
率直な感想は・・・思ったより良かった!です。
今回は、まだ一度も漫画「君に届け」を読んだことのないあなたに、簡単あらすじや感想について書いてみようと思います。
目次
「君に届け」簡単あらすじ
黒沼爽子は高校1年生の女子。
性格の良い女の子だがその見た目(黒髪ロングヘアに陰気な表情)から、クラスメートから恐れられ「貞子」と呼ばれている。
爽子は自分なりに明るく努め、クラスメートに話しかけてはいるものの毎度怖がられる始末。
しかしクラスに唯一爽子を幽霊扱いしない男子がいた。
その名も風早くん。(性格だけじゃなく名字も爽やか!)
明るくクラスの人気者の風早君の影響を受け、クラスのみんなと打ち解けようとさらに努力するようになる爽子。
一筋縄ではいかないものの、努力の甲斐あってクラス行事の肝試しをきっかけに爽子にも女子の友人(あやねと千鶴)と話すようになる。
さらに勉強のできる爽子のテスト対策ノートのおかげでほかのクラスメートたちとも話す機会がふえてくる。
みんなの役に立つのがうれしくて仕方ない爽子。
しかし、爽子の周りでおかしな噂が立ち始め、それが原因でやっと仲良くなり始めたあやねや千鶴とも疎遠になってしまう。
おまけに何かと爽子のことを気にかけ、声をかけてくれる風早君ともいつも通り接することができなくなってしまう。
誤解に誤解が重なり、爽子と女友達の関係はもはや修復不可能なところまで来ていた。
悩むあやねや千鶴、そして爽子。
風早もまた困惑していた。
自分のせいで大好きな人たちの株まで下がってしまうと考えた爽子はみんなと距離を置くことを決意する。
大好きな友人たちのことを思うと涙が出てくる爽子だったが、そんな状況を変えたのはまたもや風早君だった。
風早にきっかけをもらった爽子は、偶然聞こえてきた例の噂の誤解を解こうと奮闘する。
そして無事誤解は解け、あやねや千鶴とは以前に増して仲良くなったのだった。
ストーリーはまだまだ序盤ですが、全部ネタバレするのもアレなのでこの辺でストップします。
気になったらぜひ読んでみてください。
君届の登場人物
主人公をはじめ、個性豊かな登場人物がそろっています。
私はあかねちゃんが好き。
黒沼爽子
黒くて長い髪の毛と、陰気な雰囲気から「貞子」と呼ばれ怖がられている高校生女子。
主人公。
幽霊のような見た目から霊感があると思われているが、実際は霊感なければ幽霊を見たこともない。
性格はとても親切で、人の役に立てるとうれしく思っている。
人と接してこなかったからか鈍い面もある。
友達ができるきっかけになった風早君に感謝している。
風早翔太
爽子のクラスメイトで爽やかモテ男。
誰にでも親切で、クラス内で浮いている爽子にも気軽に話しかける。
高校入学の日、道に迷っていたところ爽子に道を教えてもらった過去があり、爽子のことが放っておけない。
吉田千鶴
言葉遣いが少し乱暴で、喧嘩にも強い、爽子のクラスメイト。
ヤンキーのような雰囲気もあるが、実はやさしく涙もろい。
クラスで恐れられていた爽子と早い段階で友人になり、いずれ親友にもなる。
矢野あかね
爽子のクラスメートで、見た目がギャルっぽく派手な女の子。
吉田千鶴といつも2人でつるんでいたが、爽子とも仲良くなり、親友に。
見た目は派手だが礼儀正しい面がある。
他人の感情に敏感である。
面倒見が良い。
真田 龍
風早の親友で、吉田千鶴とは幼馴染。
野球部。
他人の名前を覚えるのが苦手。
感情表現が乏しいが、マイペースで純粋な面がある。
私の勝手な感想of「君に届け」
君に届け リマスター版 1
正直、最初は微妙かなと思っていました。
ヒロインであるはずの主人公爽子がクラスメートから怖がられているという悲しい設定だったのと、登場人物の風早君が爽やか過ぎたからです。
「この多感な時期に、クラス中から避けられてる女子にわざわざ親切にする男子なんているかいな!!!( ̄m ̄〃)」と思ってしまったわけです。
でも、この作品は私の友人の超絶おススメ漫画なのでそのまま読み進めていくうちに、爽子の純粋さや性格の良さに応援したくなる気持ちが湧いてきました。
また、主要人物みんながそこそこいい人なのが(・∀・)イイです。
現実には信じられないほどヤな奴もいたりするわけですが、ここは漫画なのでほどほどでよろし。
娯楽なのにリアルにストレスためるのも嫌じゃないですか。
それなりに色々経験してきた大人な私にはちょうど良い塩梅でした。
登場人物が高校生なのでおそらくターゲットは高校生大学生ぐらいじゃないかと思うのですが、20代、30代にもまあイケます。
おそらくピュアな40代50代の方にも大丈夫かと・・・。
意外にも、しばらく読むと「次」「次!」とどんどん読み進めたくなります。
間違っても日曜の夜などからは読み始めないように。